【シュールなお笑いが好きな方におすすめ!】なだぎ武さんのムスカ大佐リモートコントが面白い〜ムスカ解説付き〜
この動画は「天空の城ラピュタ」に出てくるキャラクターの「ムスカ大佐」が徹子の部屋に出たら、というコントになっています。
なだぎ武さんのモノマネがめちゃくちゃ似てて、めちゃくちゃ特徴を捉えてて、ラピュタを見たことがあるという方なら大爆笑するのではないかと思います。
そしてシュールなお笑いが好きな方は好きになる動画だと思います。
※以下、「天空の城ラピュタ」のネタバレを含む内容となっています!
ご承知の上、ご覧ください。
「天空の城ラピュタ」とは
皆さんはスタジオジブリ作品の「天空の城ラピュタ」を見たことがありますか?
「天空の城ラピュタ」は1986年にスタジオジブリ初の長編アニメーション作品です。
ざっくりとしたあらすじは、鉱山で働く少年パズーと、政府の特務機関に捕らわれた少女シータがラピュタを巡るイザコザに巻き込まれていく・・・というものです。
その中で出てくる「ムスカ大佐」という悪役がいるのですが、
このムスカ大佐は僕がめちゃくちゃ好きなキャラクターということもあり、なだぎ武さんのコントの動画にたどり着きました。
「ムスカ大佐」とは
前述したとおり、ムスカ大佐は天空の城ラピュタに出てくる悪役です。
僕がなぜムスカ大佐が好きなのか、これから語らせてもらいます。
①ジブリには珍しい完全な悪役
まずは、ムスカ大佐はジブリには珍しい完全な悪役という点が好きな点です。
ジブリ映画って悪役は悪役でも最終的には憎めないキャラをした登場う人物が多い気がします。
その中でも、ムスカ大佐は結構度を越した残忍な性格で、目的のためには手段を選ばない男です。
割とあっさり仲間を見捨てて、船に乗った味方を排除します。
②数々の名言があること
「流行りの服は嫌いですか」
ムスカ大佐が序盤でシータに対して放つセリフです。
紳士的に「バルス」を引き出そうとした結果、出てしまうわけのわからない一言、なぜこれで口を割ると思ったのでしょうか。
この非常識さも僕がムスカ大佐の好きなところです。
「君のアホ面には、心底うんざりさせられる」
ラピュタの復活後、調子に乗ったムスカ大佐がかつての上司である将軍(閣下 作中では名前が出てこないキャラクターです)に対して、言い放つセリフです。
そしてその後将軍は突き落とされます。残忍すぎる・・・。
こういう残忍さが他のジブリキャラクターの悪役にはないところだと僕は思っています。
ジブリキャラクターって、悪役なんだけどどこか憎めない、罪を犯してはいるけど、許せるレベルの悪役が多いと思います。
ですがムスカ大佐は、直接の描写はないものの、割と簡単に人を排除する場面が結構あります。
許せないレベルのことを平気でやってのけるムスカ大佐、そんな振り切った姿が、ジブリ作品というかなり特殊なカテゴリに分類される作品の中で輝いていると思います。
「見ろ!人がゴミのようだ!」
これはムスカ大佐を知らないという人でも聞いたことがあるのではないかと思います。
「君のアホ面には心底うんざりさせられる」のあとに、将軍以下、軍の皆さんをラピュタから突き落としたあとに放つセリフです。
タイムリーに人がラピュタからどんどん突き落とされていく中、頭おかしい発言をします。
悪役ならではのプライドの高さが垣間見えるため、僕が好きなセリフであり、ムスカ大佐の好きなところでもあります。
「目がぁ〜〜〜、目がぁ〜〜〜」
これはあまりにも有名なセリフだと思います。
パズーとシータが滅びの呪文「バルス」を唱えたのち、飛行石の光で目が見えなくなってしまうムスカ大佐のセリフです。
あまりにも分かりやすい一言なので、モノマネをするのであればこのセリフを使うことが多いのではないでしょうか。
僕もムスカ大佐のモノマネをするときは、これを使います。
コント動画が面白い!
ここまでムスカ大佐を知っていただいた上でこの動画を見ると、さらに面白いのではないかと思います。
僕がなぜこの動画が好きなのか、ついつい見てしまうのかについて書きます。
①とにかくシュール
この動画ではなだぎ武さんしか出てきません。
徹子さんとムスカ大佐が全く会話をしません・・・。
ムスカ大佐はとにかく先程紹介した名言しか言わない。
徹子さんはそれに対して真面目に答える。
この万人受けのしない構成の動画を最後までやりきろうと思ったなだぎさんのメンタルがやばいなと僕は思っています。
このメンタルの強さも僕は評価したいと思っているので、お笑いとは違った観点かもしれませんが、その点も含めて僕がこの動画が好きな理由の一つです。
②なぜかやたらと作り込まれるCM
この動画、動画内でCMがあります。
YouTubeの広告CMではなく、動画内でCMがあります。
架空のCMと実際にあるCMをかけ合わせていて、これも面白いです。
なだぎさんの著書を宣伝するCMや、太田胃散のCM・・・
どれもやたらと作り込まれているのが笑えます。
この手作り感がたまらなく好きで、なぜかついつい見てしまいます。
③最後のオチ
最後のオチは、アニメと同じく「バルス」を唱えて、ムスカ大佐が悶えて終了します。
多分これがやりたかっただけじゃないかと思うような演出・・・
もう本当に作り手のやりたかったことを全部詰め込んだらシュールになって万人受けしなくなったというオチ、最高に面白いです。
シュールなお笑いが好きという方、絶対好きになると思います。
ぜひご覧ください。