【競馬】ゴールドシップ〜最後まで破天荒と言われた馬〜
皆さん「ゴールドシップ」という競走馬を知っていますでしょうか。
2011年から2015年まで現役で活躍した競走馬です。
僕が20歳を過ぎて初めて馬券を買った思い出の馬でもあります。
僕はこの馬の「破天荒」、「非常識」と言われた気性やレースっぷりが大好きでした。
今回はゴールドシップが勝った3つのレースを振り返りながら、僕がなぜこの馬が大好きなのかを話します。
皐月賞〜見せつけたゴルシワープ〜
3歳時の皐月賞というレースです。
このレースは、前日まで降っていた雨の影響で、内側の馬場が非常に荒れまくっている状態でした。
いわば、舗装されていない道ができてしまったようなものです。
舗装されていない道を走るのは走りにくくてしょうがないですよね。
馬も同じで、舗装されていない道を走るのは走りにくくてしょうがないです。
ただ、このゴールドシップはそんな常識を覆すように、舗装されていない内側を走っていくのです。
そんなこと相当自信がなければできない芸当だと思います。普通の馬はしません。
そんなことを平気でやってのけるからこそ、この馬が「破天荒」とか「非常識」と言われる所以です。
そして、そんな走りにくいところを走ったら、人間と同じくやる気を失ってしまうものなのですが、そんなときに走り切ってレースを勝ってしまうゴールドシップの図太さが見えるレースでもあります。
僕はそんな図太さを持ち合わせている非常識なレースをするゴールドシップが好きです。
菊花賞〜誰もやらないロングスパートをやってのける〜
菊花賞というレースは3,000mという長丁場で行われます。
京都競馬場は第3コーナー手前に急勾配の坂があり、ここからスパートをする馬はおかしいと言われています。
なぜなら、最後の直線でスタミナ切れを起こし、疲れてしまうからです。
しかし、そのおかしいと思われていることをやってのけてしまうのがゴールドシップ。
第3コーナー手前でロングスパートをかけても、スタミナは切れず、そのまま押し切って1着でゴール。
ゴールドシップの非常識なメンタル力とスタミナが非常識なことを可能にさせているレースの一つで、これもゴールドシップの非常識な面が出ているレースの一つです。
この非常識なスタミナも僕がゴールドシップの好きなところの1つでもあります。
若いうちからこんなスタミナを持っている馬はゴールドシップだけなのではないかという、唯一無二な存在と思わせてくれる馬です。
天皇賞春〜圧倒的なスタミナを見せつけての勝利〜
3,200で行われる天皇賞春というレース、このレースはゴールドシップのスタミナを見せつけた一番のレースだと思っています。
1枠1番という有利な馬番ながら、最初から出足がつかず後方に下げる競馬となりますが、
2周めに入ったあたりからまたもやロングスパート。
これも普通の馬ではやらないことです。スタミナ切れを起こすから。
しかしそれをやってしまうのがゴールドシップ。
圧倒的なスタミナがそれを可能にし、スパートが成功し、最後に先頭に立ち、1着で優勝。
僕は個人的にはこのレースがゴールドシップの特徴が一番出たレースなのではないかと思っています。
気性難、レースに対してのやる気、スタミナ、それを可能にする馬力ある走り、ほぼゴールドシップのすべての良い特徴が出たレースになっていて、
僕はゴールドシップのベストのレースだと思っています。
まとめ
ゴールドシップは、「破天荒」とか「非常識」か言われていて、賛否両論がある馬なのですが、僕はとてもそこが好きなところです。
ゴールドシップは、本当に人間臭い馬です。
僕はそこが大好きで、レースっぷりも本当に好きでした。
気分感情に流され、やる気のあるときはとんでもないレースをし、やる気のないときは逆の意味でとんでもないレースをする・・・
そういうところが最高のエンターテイナーでした。
今回は僕のゴールドシップ愛にお付き合いいただきありがとうございました。
皆さんがこれでゴールドシップという競走馬に少しでも興味を持ってくれたら嬉しいです。